時々エッセイ

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堂々と「弛緩」していい

コンビニのレジに並んでいたときのことだ。前にいた20代前半くらいの男性のズボンが、かなりずり落ちていた。明らかに腰骨のはるか下で止まっている。なぜ落ちないのか不思議なくらいの位置に、ズボンは踏ん張っていた。
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「些末なこと」こそが重要

中学生の国語の問題に出てきた「些末」(さまつ)という言葉、「些細」(ささい)とだいたい同じような意味、使い方のようだ。重要ではない、小さなことであることを表す。
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「理知」は後からやってくる

中学生の国語の問題に出てきた理知とは、大辞泉によると「理性と知恵。また、本能や感情に支配されず、物事を論理的に考え判断する能力」とある。人間も所詮は動物。なにかにつけて感情が先に走る生き物である。たとえば、夜中にお菓子を食べる。明日の朝に後...
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この世は「パラドックス」にあふれている

高校生の国語の問題にパラドックスという言葉がよく出てくる。「急がば回れ」のように、「一見すると矛盾しているように見えるが、実は本質を突いていること」といった意味で、「逆説」と訳されることが多い。
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今日も上手に「我田引水」

中学生の国語の問題で、「我田引水」と出てきた。「他人のことを考えず、自分に都合がいいように言ったり行動したりすること。」そんな感じの意味だ。「自分の田んぼにだけ水を引き入れるエピソードからきている」と聞いたことがあるが、それは遠い昔のエピソードだと思っていた。
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暮れなずむの「なずむ」は「泥む」

高校の国語の問題に「拘泥」(こうでい)という言葉が使われていた。はっきりとは意味が分からなかったので、調べてみると、「こだわること」「些細なことに執着して融通がきかないこと」とあった。
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「自己欺瞞」して今日も元気に

高校の国語の問題に「欺瞞」(ぎまん)という言葉が使われていた。意味が分からなかったので、辞書で調べてみると、「あざむくこと」「だますこと」とあった。自分で自分の心をだます意味で「自己欺瞞」という使い方もするらしい。自分が通っていた高校は、当...
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「要領がいい」の正体

小学生の国語の問題で「要領」という言葉が使われていた。真っ先に思い出す使い方が「要領が悪い」や「要領がいい」という表現だ。
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「いっぱしの大人」になるということ

小学生の国語の問題に「いっぱし」という言葉が出てきた。何となくは分かるが、一応確認のため広辞苑の第三版で調べると、最初に「一度」、そして「一人前。ひとなみ。ひとかど。」という意味が二番目に出てきた。