選択肢問題の落とし穴
正解の条件は「本文に書いてあること」
国語の読解問題で選ぶべき正解は、「筆者の考え」や「本文の内容」に根拠があることです。
つまり、「一般論として正しい」「なんとなく正しそう」「普段からよく聞く話」でも、本文に書いてなければ不正解になることが多いのです。
たとえば、こんな選択肢は危険!
本文の内容(筆者の主張):
現代社会においてスマートフォンはもはや不可欠である。中学生や高校生も正しい使い方を学び、有効に使えるようになることが望ましい。
選択肢(誤り):
スマートフォンは個人情報の管理など、気をつけるべきことがたくさんある。
解説:
選択肢の「スマホは気をつけるべきことがたくさんある」は一般論としては正しく、常識的な意見に見えるが、本文ではそんなことは書かれていない。本文の主張として本文に書かれていないため不正解!
こういう選択肢を選ばないように注意することが大切です。
読解のコツ
どう見分ける?
- 本文の内容に具体的に書いてある
- 文中の表現を言い換えているだけ(←一番多い)
- 主観や常識ではなく、文章の中の情報に基づいている
ポイント
「選択肢を選ぶときは、“これ、どこに書いてある?”と自分に問いかけよう。実際に本文に書いてあることを選ぶことが、正解への近道です。

沢田国語研究所
●事業内容
・国語専門塾(対面・オンライン)
・俳句や短歌の創作および普及活動
・本に関するイベント
●代表

沢田隆志
大阪市出身
開明高校→横浜国立大学経済学部卒
大手自動車メーカーで経理として勤務。
神奈川県で教育委員会に勤務。その後、
須賀川市の梁取塾で主に中学生を指導。
俳句や短歌を中心に文学を楽しむ。
・須賀川短歌会主催
「第1回みんなで選ぶフォト短歌展」最多得票
・須賀川地域の地方紙
「あぶくま時報」火曜コラム執筆中
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