なるべく毎日エッセイ

「全能」と無能の間

「全能」とは「どんなことでもできること。完全無欠な能力」のことだそうだ。小学生の問題の物語の中で、登場人物が「僕はなんだってできるんだ!」ということを言っていた。その少年の全能感に周りの人は振り回されながらも元気をもらう話だった。
なるべく毎日エッセイ

みんな最初は「にわか」

人はなぜ「にわか」を毛嫌いするのか。たとえばスポーツの大会が盛り上がると、急にユニフォームを着てSNSで語り出す人がいる。すると必ず「にわかファン、うざい」などという声があがる。だが、にわかの何がダメ?
読解のコツ

【読解のコツ】常識っぽい選択肢は要注意

国語の読解問題で選ぶべき正解は、「筆者の考え」や「本文の内容」に根拠があることです。つまり、「一般論として正しい」「なんとなく正しそう」「普段からよく聞く話」でも、本文に書いてなければ不正解になることが多いのです。
なるべく毎日エッセイ

精算すれば清算できる「成算」がある

中学国語の問題の小説文の中で「その計画、成算はあるのか?」と先輩社員が後輩に問うシーンがあった。読みながら内心「成算って何?」と思った。読み方は(せいさん)だろうけど、意味が分からなかったので調べると、「うまくいく見込み」らしい。
なるべく毎日エッセイ

堂々と「弛緩」していい

コンビニのレジに並んでいたときのことだ。前にいた20代前半くらいの男性のズボンが、かなりずり落ちていた。明らかに腰骨のはるか下で止まっている。なぜ落ちないのか不思議なくらいの位置に、ズボンは踏ん張っていた。
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なるべく毎日エッセイ

「些末なこと」こそが重要

中学生の国語の問題に出てきた「些末」(さまつ)という言葉、「些細」(ささい)とだいたい同じような意味、使い方のようだ。重要ではない、小さなことであることを表す。
なるべく毎日エッセイ

「理知」は後からやってくる

中学生の国語の問題に出てきた理知とは、大辞泉によると「理性と知恵。また、本能や感情に支配されず、物事を論理的に考え判断する能力」とある。人間も所詮は動物。なにかにつけて感情が先に走る生き物である。たとえば、夜中にお菓子を食べる。明日の朝に後...
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この世は「パラドックス」にあふれている

高校生の国語の問題にパラドックスという言葉がよく出てくる。「急がば回れ」のように、「一見すると矛盾しているように見えるが、実は本質を突いていること」といった意味で、「逆説」と訳されることが多い。
なるべく毎日エッセイ

今日も上手に「我田引水」

中学生の国語の問題で、「我田引水」と出てきた。「他人のことを考えず、自分に都合がいいように言ったり行動したりすること。」そんな感じの意味だ。「自分の田んぼにだけ水を引き入れるエピソードからきている」と聞いたことがあるが、それは遠い昔のエピソードだと思っていた。
なるべく毎日エッセイ

暮れなずむの「なずむ」は「泥む」

高校の国語の問題に「拘泥」(こうでい)という言葉が使われていた。はっきりとは意味が分からなかったので、調べてみると、「こだわること」「些細なことに執着して融通がきかないこと」とあった。
読解のコツ

【読解のコツ】たしかに○○、しかし●●

この文は、筆者が一度〇〇(他の意見や事実)を認めてから、自分の本当の主張(●●)を伝えるために使う構文です。つまり、筆者が言いたいことは「しかし」の後ろの内容なのです。